私、人に頼れない人間でした。

過去の私

私、
実はずっと、
1人で抱え込む癖がありました。

というか、
抱え込んでる自覚すらなかった。

『これくらい自分でやらなきゃ』

『迷惑かけたくない』

『自分がやった方が早い』

それが普通だった。

高校時代、
強豪バレー部だったのもあって、

『弱音吐かない』

『しんどくてもやる』

『迷惑かけない』

が当たり前。

眠くても朝練。

授業中寝ても、
また次の日朝練。
自主練もする。

休む=甘え。

そんな感覚でした。

だからかな。

社会人になっても、
そのままだった。

助産師になってからも、
人に頼るのが苦手でした。

というか、
頼っちゃダメだと思ってた。

前の病院は、
今みたいなペアナースじゃなくて、
シングルで全部受け持つ病院。

分娩も。

処置も。

記録も。

全部自分。

自分の仕事をしながら、
新人教育もある。

しかも、
プリセプター。

正直、
全部1人でやるの、
めちゃくちゃきつかった。

でも、
頼れなかった。

忙しそうな先輩に、
『これお願いしていいですか?』
って言うのが申し訳なかった。

『終わってないん?』
って思われたくない。

『これもできてないん?』
って思われたくない。

『頼ってる』
って思われたくない。

だから、
どれだけしんどくても、

『大丈夫です』

って言ってた。

本当は、
全然大丈夫じゃないのに。

ある日の夜勤。

自分の受け持ち。

記録。

処置。

呼ばれる。

新人のフォロー。

『すみません』
ってまた呼ばれる。

『ちょっと待って!』
って思うけど、

顔には出さない。

でも頭の中は、

ずっとフル回転。

『これ先?』

『あっち終わってない』

『記録終わらん』

『もう時間ない』

『新人さんのこともほっておけない』

なのに、
『手伝ってください』

『少しだけ力借りたい』

が言えない。

ナースステーション見ると、
みんな忙しそう。

私だけじゃない。

『自分のことくらい自分でやらなきゃ』
って思ってた。

そして、

頼れなくて、
1番しんどかったのが、

新人教育。

私はプリセプターでした。 
前の病院は3年目がプリセプターをするって、
決まってたの。

まだまだ、未熟な私。
こんなんがプリセプターできるのかな?
って思ってた。

しかも、最初はね、
プリセプターって、

『メンタルフォローがメイン』
だと思ってた。

悩み聞いて、
支えて、
安心できる存在になる。

そんなイメージ。
実際私のプリセプターさんがそうだったから。

でも現実は違った。

技術も見る。

注意もしないといけない。

時には、
怒る役にもならないといけない。

でも私、
怒るの苦手なタイプ。

だから、
プリセプティに、

『怒られた』

って思われたくなかった。

言葉をめちゃくちゃ選んでた。

どう言えば傷つかないかな。

どう言えば伝わるかな。

否定されたって
思わないかな。

って。

言葉選んで話すのって、
正直めっちゃ疲れる。

でも看護って、

命に関わる仕事。

言わないといけないこともある。

怒らないといけない部分もある。

優しく言いたい。

でも伝えないといけない。

そのバランスが、
本当に難しかった。

だから、怒る役は、
プリセプター以外がする方がいいって思ってた。

しかも、
後から先輩に言われる。

『あの子これできてなかったよ』

『また同じことしてたよ』

って。

そのたびに思ってた。

『私この前言ったのに』じゃなくて、

より先に、

『私の教え方が悪かったんかな』

だった。

『なんで伝わらんのやろ』

『私の言い方悪い?』

『私がもっと見ないとダメ?』

って。

帰ってからも、
ずっと考えてた。

寝る前も。

お風呂入ってても。

休みの日も。

なのに、
その場で注意してくれたらいいことまで、
全部プリセプターに来る。

正直、
『なんで全部プリセプターなん?』
って思ってた。

メンタルフォローしたいのに、
怒る役もしないといけない。

でも、
しんどいって言えなかった。

『私が頑張ればいい』
って思ってた。

いや、
思い込んでた。

その頃から少しずつ、
壊れていった。

出勤の日。
病院が見えるだけで涙。

『今日も無理かも』

って思いながら車停める。

仕事の情報収集しようとすると、

動悸。

寝れない。

食べまくる。

お風呂も入りたくない。

遊ぶ気にもなれない。

仕事のこと考えるだけで、
涙が出る。

でも、

『まだ頑張れる』

って思ってた。

というか、

そう思わないと、
やっていけなかった。

そして、

新人教育をしていた時。

師長に言われた言葉。

『あなたたちの教育が悪い』

その瞬間、

プツンって糸が切れた。

頭真っ白だった。

頑張ってた。

本当に頑張ってた。

なのに、
『私が悪いんだ』
って思った。

多分、
その言葉だけじゃない。

今まで無理してきたものが、
全部限界だった。

そこから休職。

正直、

悔しかった。

『なんで私が』

って思った。

頑張ってたのに。

ちゃんとやってたのに。

でも、
休職してから少し変わった。

同僚も。

先輩も。

『仕事終わってる?』

『何かしようか?』

って、

前より声掛けてくれるようになった。

最初は、
申し訳なかった。

『いや、大丈夫です』
って反射で言ってた。

でも、
多分みんな、

私が抱え込んで壊れたの、
わかってたんだと思う。

その時初めて思った。

『頼っていいんだ』

って。

精神科の先生にも言われた。

『力の抜き方覚えなさい』

って。

最初は意味わからなかった(笑)

だって私の中では、

頼る=迷惑

だったから。

でも今ならわかる。

頼るって、
弱いことじゃない。
甘えでもない。

長く頑張るために必要な力。

今でも得意ではない(笑)
頼るのためらうことたくさんある。

でも、

言わない方が、
結局自分がしんどくなる。

それを知った。

だから、
『手伝おうか?』
って言われたら、
素直に頼ること意識してる。

もし今、
『迷惑かけたくない』
で1人で抱え込んでる人いたら。

少し頼っていい。
全部1人で背負わなくていい。

私は、
もっと早く知りたかった。

だから、私は頼る先として、
私をたくさん使って欲しいって
思う。