看護学校に入ったら、
あんだけなりたかった仕事だから、
もっと頑張れるって思っていました。
でも現実は全然違いました。
模試は下位。
テストは赤点ギリギリ。
実習も毎回必死。
学校のロッカーで、
行く前から泣いてしまう日もありました。
周りの子たちは普通にできているように見えるのに、
自分だけついていけてない感覚でした。
実習の記録も寝ないでする日々。
モンスター飲料がお友達の日々。
朝の電車では、
「寝れたよ〜!記録も終わってる!」
って話している同級生たち。
私はクマを作りながら、
寝ないで学校に来ているのに。
効率も悪い。
勉強もできない。
「私はどこ行ってもダメなのかな」
そんな絶望感ばかりでした。
特に忘れられないのが、
2年生の3月に受けた模試です。
結果は壊滅的でした。
必修は30点台。
一般状況は130点台。
そして順位は、学年最下位。
結果を見た瞬間、
「終わった」
って思いました。
助産師になること以前に、
看護師国家試験に落ちるかもしれない。
やっとこの道に来れたのに、
このまま終わってしまうのかなって。
本気で焦りました。
でも、その頃の私はまだどこか甘かったんです。
「3年生になって、夏休みから頑張ればなんとかなるかな」
先輩たちもそう言っていました。
でも、その考えは一気に崩れました。
新型コロナの流行です。
学校は休校。
そして4月の休校期間が、夏休みの代わりになりました。
予定していた夏休みがなくなったんです。
“あとで頑張ろう”
が、通用しなくなりました。
そこで初めて、
「今やらないと、本当に終わる」
って本気で焦ったんです。
でも、何をしたらいいのか分からない。
勉強法も分からない。
当時の私は、
学校で買ったスタディガイドを
ひたすらまとめていました。
ノートを綺麗に作って、
まとめて、
覚えた気になる。
ノートをまとめて満足していました。
でも、模試の点数は全然変わりませんでした。
頑張ってるのに結果が出ない。
本当に苦しかったです。
周りはどんどん点数が伸びていく。
実習もこなしながら勉強している。
私は記録で精一杯。
助産学校受験もあるから、
本当は誰より勉強しないといけないのに。
「なんでこんなにできないんだろう」
ってずっと思っていました。
そんな時、
Instagramで国家試験対策を発信している方に出会いました。
そこで初めて、
「母性は点数配分が高い」
ということを知りました。
私は助産学校受験も控えていたので、
「とりあえず母性だけでもやってみよう」
そう思いました。
そこから、母性を中心に勉強するようになりました。
最初は、本当に分からないことだらけでした。
分からないなりに、
「病気が見える」の産科バージョンを
端から端まで読みました。
文章が嫌いな私にとって、
すごく頼りになった唯一の参考書でした。
機序まで本当にわかりやすかった。
妊娠期、
分娩期、
産褥期、
新生児。
全部が繋がった時、
「あ、分かるかも」
って思えたんです。
今まで、
“ただ暗記する勉強”
しかしてこなかった私にとって、
“理解できる感覚”
は初めてでした。
そこから少しずつ、
点数が伸び始めました。
最初は小さな変化でした。
でも、
模試を受けるたびに点数が上がる。
必修が安定してくる。
問題が解けるようになる。
今までずっと
“できない”
しか感じてこなかった私にとって、
それは本当に嬉しいことでした。
そして半年後。
気づけば、
模試で学年TOP10に入るまで成績が伸びていました。
あの時初めて、
「勉強って才能だけじゃないんだ」
って思いました。
もちろん、
私は元から頭が良かったわけではありません。
効率よく勉強できるタイプでもないです。
就職した今も、
勉強は苦手です。
今でも仕事をしていて、
要領がいい方ではないと思います。
でも、
“できないなりに諦めなかった”
それだけは、本当によかったと思っています。
高校受験の時も、
諦めかけて、それでも諦めませんでした。
あの時の悔しさやトラウマがあったからこそ、
国試の時は動けたんだと思います。
実際、私の同級生で、
「時間ないから苦手な母性は捨てる」
と言っていた子がいました。
私は絶対やった方がいいって伝えていました。
でも国家試験当日、
その年は母性問題がかなり多かったんです。
結果、その子たちは必修不足で不合格でした。
後から、
「母性やっとけばよかった」
って話していました。
私はあの経験から、
苦手だから捨てるんじゃなくて、
苦手だからこそ向き合うことが大事なんだ
と感じました。
だから今、
模試の点数が悪くても、
周りとの差に落ち込んでいても、
「自分には無理かも」
って思っていても、
そこで夢を諦めないでほしいです。
模試の順位は、
未来の自分を決めるものじゃない。
最下位だった私でも、
助産師になることができました。
だから次は、あなたの番です。
一緒に頑張ろう。

